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お気に入り

ダージリン急行

ダージリン急行がっくり映画館通いのペースが落ちてきているけれど、これは絶対みにいこう!と勢い勇んで劇場に足を運んだ。
だって大好きなオーウェン・ウィルソンが出てるんだもの。

それに、彼の映画ではおなじみのジェイソン・シュワルツマンに、細面な顔が意外とコメディと相性のいいエイドリアン・ブロディ。この3兄弟はずるいよ反則だよ。だって、ぜったい好きになっちゃうに決まってる。

顔に包帯をぐるぐる巻いた姿でスクリーンに登場したオーウェンを目にした瞬間、撮影当時の彼の身に起きた出来事を思い出して涙が出そうになりながらも、おかしな3兄弟のインド珍道中にすっかり魅了されてしまった。

青と黄色が効いたインドのカラフルな風景とオレンジ色したルイ・ヴィトンの旅行鞄、そしてどうしたって耳に残るKinksとオーシャンゼリゼ。
彼らのスピリチュアルジャーニーを視覚的に聴覚的に彩るそれらがいちいち秀逸で、ため息が出ました。
これはもう、誰がなんといおうとウェス・アンダーソン作品の中で断トツいちばんに好きだ。まだ春だけれど、今年のナンバーワンかもしれないとすら思う。

そういえば、前作「ライフ・アクアティック」でも、セウ・ジョルジによるデヴィッド・ボウイのカバーがとても素敵だったなあ。
やっぱり映画って、ビジュアルも音楽も侮れない要素だなあと思い知らされた。

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ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド スペシャル・エディションあらすじやポスタービジュアルを目にしたときに感じた「これは絶対わたしが見に行くべき映画」だという直感は正しかった。
すきだすきだこの映画。いちいちすべてのシーンが好きだった。

体がつながっている、つまりシャム双生児の兄弟が主人公のわりに変にべたべたしたところがなかったのは、ドキュメンタリーの手法がわざとらしくなかったからかな。
あとでパンフ見たら「ロスト・イン・ラ・マンチャ」の監督たち!そりゃああいうのうまいはずだ。納得。

ライブシーンもすばらしい。ぐちゃぐちゃのめちゃめちゃでとてもかっこいい。超初期のLibertinesのライブを思い出した。(あれをもっともっとはちゃめちゃにした感じかな)
双子が結成する(というよりは結成させられた)バンド、The Bang Bangの曲がこれまたとてもよい。歌詞もいいんだ、彼らに合ってて。映画云々以前に曲がとても好みだから、迷わずサントラ買っちゃった。
挿入歌も、さりげなくキャプテン・ビーフハートとか使われてて素敵。

自分好みの音楽が主体の映画って、もうそれだけで愛おしくなってしまう。
映画としての評価だとか他の人がこれをどう見たかとかはどうでもいい、ただただ個人的に好きな要素が多すぎて偏愛してしまう、そういうタイプの映画。
私が愛してやまない「ベルベット・ゴールドマイン」や「パーティ・モンスター」をはじめて見たときと同じような感覚を味わった。そう思える映画に出会えるのは本当に嬉しい。

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DIG!

Dig (2pc) (Spec Ac3 Dol)まずはこの映画が劇場公開されたことに感謝。
ただでさえターゲット層が狭いのだから、Brian Jonestown MassacreもDandy Warholsも好きな私はありがたく見にいかねば!と、前売り券もって劇場へ。

流れている音楽のほとんどが耳なじみの好きな曲ばかりなうえ、BJMのライブ映像を見るのははじめてだしBJM時代のピーター・ヘイズ@BRMCを見るのもはじめてだったから、ただただスクリーンを目と耳で追っているだけでも楽しくてしょうがない。

それに加えて、アントン(BJM)とコートニー(Dandys)のストーリーがこれまたもう。
天才破滅型のアントンと、勤勉努力型のコートニー。お互いがお互いを認めつつ、憧れとも嫉妬ともつかないような感情を抱きつつの友情関係が、ちょっとした青春ドラマよりもリアルに響いてぐっときた。うまくいえないけれども、このあたりはきっと、彼らの音楽を聞いたことのない人にも訴求すると思う。

あと、忘れられないのがJoelをはじめとするバンドの面々。
Joelはほんとにいいキャラだ。こういう人がいるバンドっていいね。(劇中では彼もバンドを離れていったけど、今現在のツアーでは一緒にまわってるらしいよ! 期間限定復帰にしても喜ばしい出来事)

アントンは絶滅寸前の天然記念物みたいで、だけどだからといって保護されたら死んでしまいそうな人だから、ここまで無事に生きてこれたというだけでもすごいよなあと感無量。
彼の音楽の一ファンとして、これからもアントンの好きなところで好きなことをしていてほしいと思うし、そうやって素敵な音楽を作り続けていってくれればとてもとてもうれしい。

BJMのライブを一度でいいから見てみたいとずっと前から思ってたけど、彼らが来日するよりは私が向こうに行くほうが良さそうだなあとなんとなく思った。
違う土地でおとなしくされるよりも、ホームグラウンドで思う存分振る舞っているところを見てみたい。
逆に、Dandysにはぜひとも日本にきてほしい。ヒット曲もあるし、フェスでも断然いけそう。たしかまだ来日したことなかったよね?

それにしても、アントンにしろジェイソン・ピアース(Spiritualized)にしろボビー・ギレスピー(Primal Scream)にしろ、なんだって私はこういう人が好きなんだろう。(身近にいたら絶対やだけど、好きなミュージシャンとして心酔するぶんにはとてもタイプ。40才前後であろうことも共通点?)
自分はああいう風に絶対なれないからこそ憧れるのかなあ。コートニーの気持ちがなんとなくわかる気がする。

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スタスキー&ハッチ

スタスキー & ハッチ 特別版おもしろかったー!
「ズーランダー」のときみたいに、映画館の大きな画面で同志と大笑いしながら見たかったな。
2人が仲良すぎ(最初は悪いんだけど)&バカすぎてかわいい。
ズーランダーでのパンツ早脱ぎバトルを彷佛とさせるディスコバトルとか、海辺で駆け出すシーンとか、バカ度全開で愛おしすぎる。あーもう好き好き好き。
これでますますベン&オーウェンラブに磨きがかかったよ。ますます彼らへの愛が深まったよ。
きらきらゴージャスファッションのスヌープ・ドッグもおもしろかっこかわいくて良かったな。スタイルよくてほれぼれ。

コメディの見せ方とか撮り方とか映画そのものの雰囲気もかなり好きな感じだったので監督について調べてみたら、なんと「ロード・トリップ」「アダルト♂スクール」を撮ったトッド・フィリップスでした。
どうりで気に入るはずだ、だって「ロード・トリップ」大好きだもの。
「アダルト♂スクール」は未見だけど、うだつのあがらない男3人衆が母校で社交クラブを結成するコメディで、出演がルーク・ウィルソンにウィル・フェレルにヴィンス・ヴォーンだって。これは絶対好きに違いない、見なくちゃ。

更に、この人はコメディだけじゃなくて、Phish(昔フジにも来てたジャムバンドの)の密着ドキュメンタリー「ビタースウィート・モーテル」なんかも撮ってたりするみたい。ますます最高。
今後、彼の映画はチェックしていこうっと。

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バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション試写会にて見てきました。劇場公開は5/14から。
愛すべきトホホなオバカイメージしかないアシュトン・カッチャー主演作なのであまり期待しないでいたんだけど、思ってたよりも断然面白かったです。見くびってごめんよアシュトン。意外にもちゃんとシリアス演技しててびっくりしたよ。

<バタフライ・エフェクト>とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論のひとつなんだそう。

小さいころ頻繁に数分程度の記憶喪失(ブラックアウト)を起こしていたエヴァン。彼は20才のとき「あのときああしていたら未来は違っていたのかもしれない...」そんな思いを実現できるようになってしまった。しかし彼が行動するたびに周囲の人たちの人生も変化してしまう。エヴァンは、皆が幸せに、皆が傷付かない未来を手に入れようともがく。

7歳のとき、13歳のとき、そして20歳の今と3つの時間軸を行きつ戻りつし、子供時代に戻ったときの言動によって20歳に戻ってきたときに状況が変わっている。一見複雑になりそうな設定だけれど、プロットと演出の効果か初見でもすんなり飲み込めた。これって地味に凄い。

宣伝文句では「マトリックス」や「シックス・センス」を引き合いに出していたけれど、私的には「エターナル・サンシャイン」や「ドニー・ダーコ」に近い感覚。恋愛の切なさと青春の苦しさを合わせ持ったSFサスペンス青春ドラマ。
まさか私の大好きなこの要素が隠れてるなんて思いもしなかったから、思わずニンマリでした。あーもう好き好きこういうの。私にかかれば、この映画だって青春映画なのです。

彼女と一緒にいたいと思う恋心と、彼女を救いたいと思う愛情と。どっちも叶えたい、でも何度やり直しても両方叶えることができなかった。それならば。ならばどうする?
最後に彼が選んだものを見て、嬉しくもあり悲しくもあり切なくてたまらなかった。なんて強い人なのだろう。

そしてエンドロールに静かに鳴るオアシスの「Stop Crying Your Heart Out」。
これね、最初は「あれOasis?ちょっと意外。なんでこの曲なんだろう?」と思ったんだけど、なんとなく気になったので歌詞を見てみたら、この映画のラストにはまさにこれしかないというくらいぴったりな詞でした。パーフェクト。

アメリカ版DVDにはラストシーンが2パターン収録されているらしいんだけど、もうひとつのエンディングはどうなっていたんだろう。でも私は劇場版のエンディングがとても好きだから、これだけでいいかも。

そういえば、劇中で子供時代の彼らが見に行ってた映画が「セブン」だったのが妙に気になったので、とりあえずメモっとく。

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エターナル・サンシャイン

エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション予告編やCMや雑誌記事を見ただけで涙腺がゆるんでいたので、実際見たらどうなることやらと思ってたんだけれども。蓋をあけてみたら、想像以上に泣けてしまって大変なことに。(自分では静かに泣いてるつもりだったんだけど、隣にいたら号泣してたのがわかったらしい...)

別に感動ものってわけじゃないと思うんだけど、なんでこんなにも琴線に触れたんだろう。とにかく涙が止まらなかった。(たぶん最後には泣きぐせがついてたんだと思う)
ただ感傷的なだけじゃなくって笑えるところもおおいにあって、泣いたり笑ったり大忙し。やられたよもう。

ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの関係ももちろんのこと、キルスティンのやってた役も切なくて、こっちもかなり泣けた。
それにしても、ジム・キャリーすごくよかったなあ。こんな役もできるんだ、イメージ変わっちゃったよ。(もちろんいい方に)
ケイトも、いままで見た中でいちばんチャーミングだった。これまでそんなに好きなわけじゃなかったけど印象がぐっとよくなった感じ。

誰かを好きになる上で辛い思いをするなんていつものこと。でも、辛くて辛くて夜も眠れなかった日のことを忘れたいなんて思ったことはない。むしろ忘れたくなんかない。
できるなら辛い思いをしないでいられたらどんなに楽かと思うけど、でも一方では、そんな経験ができて良かったと嬉しいと心から思う。あの日々・あの思いが、今の私を形成している一部分であることはきっと間違いないから。

この映画のように辛い日々をむりやり忘れたとしても、その日々があった前の状態に戻ることなんてできない。それらの日々が経過したぶんだけ、自分を取り巻くいろんなものが確実に変化している、前に進んでしまっている。だったらなおさら、どんなことだって記憶を消してしまいたくなんてない。

この映画を、こんなに好きになってしまうとは思わなかった。好きというよりは愛おしいといったほうがしっくりくるかな。心の中にだいじにだいじに置いておきたい映画。
また見ようと思う。

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スパン

SPUN私にとって、この映画はびっりの連続だった。

まず最初の驚きは、妙に長いイントロダクションが終わってオープニングのクレジットを見たとき。
えっ、ビデオゲームに興じるニキビ面の少年がパトリック・フュジット!? ボンクラ兄ちゃんなドラッグディーラーがジョン・レグイザモでそのジャンキー彼女がミーナ・スヴァーリ!?
ジェイソン・シュワルツマンとブリタニー・マーフィーが出てるってこと意外は知らずに見に行ったので、このキャストには本当に驚いた。みんな汚すぎ。特にパトリック・フュジットなんて「あの頃ペニー・レインと」とはまるっきり別人で、言われなきゃ絶対わからないくらい化けてた。あーびっくりした。

そして、Jonas Akerlund という監督の名前。どこかで見たんだよなあと思いつつも、その時点ではまったく思い出せず。Jonasっていうくらいだから北欧系なんだろうなあとは思ったけれど。

最初から真ん中くらいまではこれといったストーリーもなく、演出もうるさいくらいに過剰で、ちょっと退屈だなーなんて思いながら軽い気持ちで見てたんだけど、中盤〜後半は思いがけずぐっときてしまった。特にロスがエイミーに会うくだりと、モーテルが爆発してからのコックの言動。なんだよもう!切ないじゃないの!
若い男の子をはべらせてた金持ちなおっさんは、コックの決意をわかってたんだね。だからあんなこと言ったんだ。
ここまでくると、あの過剰な演出までもが心地良く思えてくるから不思議。むしろ、あれがなかったらこの映画がこの映画である必然性がないとまで思った。

そして音楽。ビリー・コーガンがメインで作っていて、ほかにも聞いたことある曲がたくさん流れてきたので、なんとなく「音楽に関係ある監督さんかな?」と思いながら見ていた。それにしても、唐突にCaesars Palaceの曲がかかったときはめちゃめちゃ驚いた。まさか映画館で彼らの曲を聴くなんて。
エンディングでかかっていた曲もどこかで聞いたことのある曲だったので、クレジットを必死に見てたら、なんとSoundtrack of Our Lives。そういえば去年彼らのライブ見たもんなあ、だから聞き覚えがあったのか。

ていうか、CaesarsにしろSoundtrack of〜にしろスウェーデン人脈多すぎ! Hellacoptersも流れてたし。
ここまでくるとさすがに気になったのでパンフレットを見たら、謎がすっきりとけました。この監督はミュージックビデオを多く手掛けている人で彼のPV監督作リストのいちばん上にT(I)NCのReproduction of Deathが。なるほど、そういうことか!
実は私このビデオがめちゃめちゃ好きで何度も見ていて、そのときにディレクター誰だろう?と調べたことがあったんでした。だから名前に見覚えがあったのか。そうか、この人か。

私の場合、好きな俳優ばかり出ていたってことと、音楽がお馴染みの人たちばかりだったってことと、監督があの人だったのか!ってこととで、なんだか他人事とは思えない作品になってしまった。すっかり思い入れが強い映画になってしまった。それに、私はこういう感情とスタイルにまかせて走っていく青春映画が大好きだし。

ただ、見終えた後、日本版キャッチコピーの「ガラクタでも輝いてた3日間」てのにすごく違和感を覚えた。それ全然違うじゃない。むしろ全く輝いてなんていないじゃない。それでいいじゃない。

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サンセット・ストリップ

Sunset Strip (2000)70年代のLAを舞台に、午前4時から翌日の午前4時までの一日間を描いた群像劇。出てくるのは人気ミュージシャンにデザイナー、カメラマンに作曲家、駆け出しのバンド少年に楽器屋の店員など。LAってこんな時代・こんな場所もあったのね。

音楽の狂乱と青春のほろ苦さと恋の切なさがごちゃ混ぜになったみたいな映画で、感傷的すぎるし荒削りなんだけどこういうのすごく好き。シリアスぶりたいんだけどそうなりきれてないところとか、甘いノスタルジアに思いを馳せてるような感覚がすごく愛しく思えてしまう。
私もこういう雰囲気の世界に憧れちゃう方だから、この監督さんには勝手に共感しちゃいます。あー、私も映画とれるならこういうの作りたい。

いろんな人が出てきてそれぞれリンクしてるんだけど、ジミヘンに憧れてバンドで大成したいとLAに出てきたザック(ニック・スタール)のほろ苦青春エピソードがいちばん好き。
姿の見えないギタリストとのギター合戦とか、人気ミュージシャンの前座で客から大ブーイング浴びて落ち込んじゃうところとかね。ニック・スタールってこんなに瑞々しい演技をする人だったっけ、って目からウロコ。特にラストシーンの表情がすごく印象的だった。

あと、天才肌ソングライターのフィリックス。
バンドワゴン」のギタリスト的存在で、わたしこういう人好きなんだよなあ。煙草をくわえてピアノに向かう姿が、とても彼を表していたような気がした。
ドラッグでフラフラになっちゃったりしながらも、友人のためにさりげなく一肌ぬいでるあたりもいい。粋な人だ。
ほとんど紅一点状態のアンナ・フリエルも、Twiggyっぽい髪型とファッションでめちゃめちゃかわいかった。

やっぱり私はこういうの好きだー。ビデオ屋でもほとんど見かけたことないけど(私はWOWOWで見たけどビデオ出てるよね?さすがに)、もっとおおっぴらに宣伝していろんな人に見てもらいたい!と思ってしまう。「ベルベット・ゴールドマイン」と「あの頃ペニー・レインと」がどっちも好きな人は騙されたと思って見てみて下さいまし。

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スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディションいやーもうジャック・ブラック最高。わたしもスクール・オブ・ロックに入りたい。

見ているあいだじゅう、いてもたってもいられずベース弾きたくなっていたのは言うまでもなく。てかギター!ギター弾きたくなったよ。
ああいうふうに誰かが弾いた何気ないフレーズから曲が生まれるのっていいなあ。すごく楽しそう。

歌で算数やるとことか面白かったな。あの「ナイン イズ マジックナンバー」ってなんか聞いたことある言い回しだったけど、もしやあれってThree is Magic Number(だっけ?)の替え歌?とか思って、かなり久々にマルティプリケイション・ロックを引っ張り出してきて聞いてみたり。

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バンドワゴン

バンドワゴンバンドやろうぜ!な青春映画。
前から見たい見たいと思いつつここまで未見だったのだけど、さいきん趣味バンドをはじめたばかりの私としては今が旬なタイミング。むしろ今が初見でよかった。

バンドを形成していく過程とかいちばん最初にみんなで音を合わせたときのわくわく感が他人事とは思えなくて、最初っから画面に釘付け。
バンド名決めるときのやりとりとか、ちょっとした意見の食い違いが発端のケンカとか、女の子を巡っていざこざを起こしたりとかっていうエピソードのひとつひとつも愛おしくて、もうたまりません。
これぞ青春!これぞバンド! いいないいないいなー。ぼろっちいバンに乗ってツアーすんのもいいなー。こういうのやりたいなー。

彼らのバンド、サーカスモンキーの楽曲もすごくツボ。
ちょっと切ないメロディーで、遠くに住んでる好きな女の子のことを歌っちゃったりとかしてて、しかもその子の名前を曲名にしちゃったりしてて!まさにアメリカのインディーバンドって感じがこれまたたまらんです。カレッジチャートによくいそうな地味系ローファイインディーギターバンドな音と風貌そのまんま。ああいいなーもう。大好きだ。

最後のシーンもすごく気持ちよくて、涙がぼろぼろ。あー青春っていいな、音楽っていいな、バンドっていいな。
だいたい、音楽・バンド・青春・ロードムービーときたところで私が好きじゃないはずがない。私の好きな要素ばっかりがつまってる、こういう映画には無条件で愛を感じます。ラブ。

そうそう、監督のジョン・シュルツはどこかで名前みたなーと思ったら「ニコルに夢中!」もこの人なんですね。そういえばあっちの主人公もオルタナ系ナード男子だったな。
この2作品しか見てないけれど、この人の撮るタッチや視点はとてもアメリカのインディーバンドに通じる空気を感じる。映像にしてもストーリーにしても、カラリと明るいんじゃなくてああいうバンドの人たちがよく纏っている独特な雰囲気を感じる。うまく言えないんだけど。
と思ってちょっと調べてみたら、監督ももともとバンドやってたみたいな文を発見。やっぱり! ますます親近感。

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モールラッツ

モール・ラッツ (ユニバーサル・セレクション2008年第8弾) 【初回生産限定】はじめて見たケヴィン・スミス作品が「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」だったという思いきり順序逆の私ですが、あれがめちゃめちゃ気に入ったので他の作品も見てみようかなと。
(しかしリリース順でいったらこれより先に「クラークス」を見るべきだったか?)

いやー、やっぱり好きだー。アホなところとオタクなところと笑わせるところのミックス具合がなんともたまらん。
テンポよく繰り出されるどうでもいい会話とか(なんで俺たちフードコートでこんな話してんだよ、みたいなことを本人たちが言ってる位だし)、てきとーに進んでいるようで実はなにげなーく伏線はってたりとか(しかもネタがアメコミとかジョーズとかの男の子オタクチックなアイテム)、そういうところがたまらんです。しかし会話が多いからか字幕が結構はしょられてた気がして、それが勿体ない。。もっと英語勉強しよう。
こういう「男の子」が見え隠れするものに私はほんと弱いな。特に、そういう監督がとった映画はほぼ無条件でストライクど真ん中。

あと、登場人物もそれぞれがかなりツボでした。
もちろん私にとってはジェイソン・リーがいちばん。主役ってだけでもうウキウキです。
この映画のジェイソン・リーはアホでうるさくてキュートなアメコミオタクで、まさに「男の子」って感じがグレイト!おまけに若いし。彼の役に多い「ちょっといい人な傍役」よりも、こっちの路線の方が断然よいかも。ジェイソン・リー愛好家の私にはこれだけで大満足。いいもん見せてくれてありがとう。

ジェイソン・リーの元ガールフレンド役はシャナン・ドハーティ。
ブレンダだ!懐かしい。と思ってたらさすがケヴィン・スミス、しっかりビバヒル一発ネタを用意してくれてました。そうこなくちゃ。
ベン・アフレックは敵キャラで(ってこの構図どこかで見たな...と思ったら「バッド・チューニング」)、ジェイ&サイレント・ボブもお約束通りにアホコンビで、傍役もくだらなくて最高でございました。

そういやもうひとりの主役のジェレミー・ロンドン。
「ロンドンって姓の人、最近なにかで見たよなぁ」と検索してみたら、「バッド・チューニング」のジェイソン・ロンドンでした。なんと双子!

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンちょっとこじゃれたコメディかな?と思っていたら、途中からいい意味で予想を裏切られてもう大変。涙が出るわ出るわで止まらない。
なんだろう、感動してとかじゃないんだけど、いちいちこっちの涙腺を刺激してくるのですよ。
私は親子(特に父と息子)の関係を描いた映画にはめちゃくちゃ弱くて、そのツボにピンポイントで直撃された感じ。この映画でこんなに涙腺が崩壊するとは思わなかった。ああもう切ない。切なすぎる。

軽ーい気持ちで笑って楽しめた前半もすごく良かった。オープニングのタイトルロールとか、パンナムの制服とか、60年代のカラフルなファッションとか、視覚面でもいうことなし。
こんなにことごとく私のツボにヒットしまくる映画だったなんて、もっと早く見ておけばよかった!
特典映像見たいなあ...DVD買ってしまおうかなあ。[DVD]

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ツイン・フォールズ・アイダホ

ツイン・フォールズ・アイダホあああああ、もっと早く見ればよかった。劇場公開時に見とけばよかった。こんなにも素敵な映画だったなんて。
でも頭が痛くなるほど泣きっぱなしだったので、劇場で見てたら大変な思いをしたかも。家だと思いきり泣けるのがいいところ。
こうやって書いてる今も、思い出すだけで涙が出そう。素晴らしいです。大好き。

シャム双生児を描いた映画なのだけれど、特別ショッキングでもドラマチックでもない演出の仕方がとても好みだった。
離ればなれになれない2人の関係と心境が必要以上に重々しく描かれていない分、余計にずしりと心に響いた。
青の強い色彩も、どこか乾いた不思議な感触もとても好み。たぶん私はこの映画に恋をしてしまったんだと思う。

読書するフランシスにペニーが「何を読んでいるの?悲劇?」と訪ねる場面。ここのフランシスの返答でぐっときた。
「悲劇は、悲しい場面で終わるから悲劇なんだ。悲劇の後には幸せが訪れる。物語は続いていくのさ。」
そしてこの言葉は、この映画を象徴しているフレーズでもあったように思う。

監督は、主演もこなしたポーリッシュ兄弟の片割れマイケル。
今年、彼らの最新作"Northfork"が銀座テアトルシネマで公開されるそうなので、今度こそはスクリーンで見てみようと思う。[VIDEO]

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ストーリーテリング

ストーリーテリングはじめて映画館で見てからちょうど1年くらいかな? ビデオで再鑑賞。
一度見ているせいか細かいところまで見えてきて、恐ろしくすら思えてしまった。笑えないんだけど笑えるというか、これで笑ったら人格疑われる...と思いつつも笑えてしまうというか。

<フィクション>の方は、こんなにも皮肉たっぷりな描き方だったんだーと2度目にして再確認。
一見リベラルで差別なんて絶対しないわという風に振る舞っている主人公が結局はいい子ちゃんで自分かわいがりで保守的な典型的白人思想を持った人間だった、という痛烈な皮肉。登場人物の誰ひとりにも感情移入させないような作りもすごすぎ。

<ノンフィクション>の方も、もうどうにも切ない。あーあーもうそんなにやっちゃっていいのか!トッド・ソロンズ。
典型的なサバービアンでいいとこのアメリカ白人家庭ってこんなものなのかなんて日本人の私が勘違いしちゃっても知らないよ?

でも、これを見ると、私自身の考え方がどうにもあっち(=American Scoobyの試写で笑ってた人たち)寄りっぽくて、すごいそれに自己嫌悪感というかやるせなさを感じてしまう。思わず笑っちゃうんだけど、そういうあんたも人のこと笑えるの?と突きつけられた感じ。
ほんとにこれは一人じゃないと見られない映画です。

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キル・ビル

もう最高。信じられないくらい最高でした。こんなに面白いなんて想像以上で、あまりに嬉しくてニンマリ。

はじまった瞬間からスクリーンに釘付けで一秒たりとも目が離せず、映画館の椅子に座るとほぼ必ず眠くなる体質なのにまったく眠くならなくて、わくわくどきどきしたり大爆笑したり。日本人だからこそ味わえる面白さやおかしさが堪能できたのも幸せ。いやー日本人で良かった。タランティーノには手離しで賛辞をおくりたい。あんたは最高!あとユマもルーシーも最高!
音楽もめちゃくちゃ良かったな。梶芽衣子の「怨み節」が流れてきたときなんて、日本人で良かったとしみじみ思いました。サントラ欲しい。

公開初日の渋谷・夜の回、ということもあってか、お客さんもノリのいい人たちばかりで楽しかったです。周りがガンガン笑うので、気兼ねなく思いきり笑えてスッキリ。映画が終わった瞬間とエンドロールが終わったときには拍手が巻き起こったし。ちょっと感動。
この日、ここで見られて本当によかった。(この映画が合わなかった人にとっては、あの雰囲気は辛かったのかもしれないけれど) もしシーンとした劇場で見てたらと思うと…それは恐ろしい。
あと、一緒に見に行った友人もそうとうツボだったらしく、帰路はキルビル話でかなり盛り上がりました。ことごとくシチュエーションに恵まれたなー。よかったよかった。
続きが早く見たい!

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ゾルタン★星人

大好きなバカ映画で目の保養(アシュトン・カッチャー鑑賞)もできるというなんとも素敵な「ゾルタン★星人」。(それにしても強引すぎる邦題)
アシュトン(とついでにショーン・W・スコット)がかわいければそれだけでいいやってな感じで見たわけですが、アシュトンもバカも期待どおり(いやそれ以上?)でバンザイ。あんなにかわいいのにアホすぎる。若い男子2人組が主人公な映画って絶対にアホでエロ(しかも大抵報われず)なのがたまらないです。こういうの大好き。

おまけにこれはただバカなだけじゃなくてなんか変。
宇宙人オタクとかセクシー美女軍団とかマッチョ2人組とかが現れて、気づいたらメチャクチャになってくとこが凄い。わけわかんない。いきなりダチョウが絡んできたりとか。
とりあえずやっちゃえ!って感じでノリでギャグとか入れつつぐいぐい進んでって(でもちゃんと随所で伏線はってたりする)、アメリカってこういうの受けるんだろーなーって感じのまんまな映画。音楽もそんな感じだし。あーいいなー。

あと、コテコテの繰り返しギャグ連発と微妙な日本語コントに異常にグッときました。カタコト日本語を話すアシュトンがかわいい。
ルービックキューブや万華鏡も日本のものだっけ? チャイニーズフードのテイクアウト店やリーさんの仕立て屋も出てくるし、「ちょっとアジアンテイストも盛り込んでおこうや」ってな感じ?(きっと違う)

どうやらこのアホアホコンビの続編が作られるようで、今からめちゃくちゃ楽しみです。1週間限定とかでいいから劇場公開してくれないかなー。

おまけ
見よこのアホ面。ほかにもこんなのとかこんなのとか。あーアホだ。アホすぎてかわいい。Sweet! Dude! Sweet! Dude!(以下ループ)

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アバウト・シュミット

定年退職を迎えて何したらいいかわからない、わがままで自分本位で趣味のないウォーレン・シュミット。まぁとりあえずこれから第二の人生でも歩もうかってときに妻に先立たれ途方に暮れつつも、いけすかない男と一緒になろうとする娘の結婚を阻止すべく、トレーラーバスで娘のところへ向かう。その道中でいろんな人に出会い、これで更生するかと思いきや。。
そんなわけはない。長く生きてきた人間がそう簡単に変われるもんじゃない。行く先々での心温まる出会いとか、何かに出会って心を改めるとか、そういうドラマチックな展開にならないところがすごく良かった。(感動の押し売りやお涙頂戴ものは逆にひいてしまうタイプ)

コメディと皮肉と少しの涙が混ざった味わい深いテンポとセンスで、想像以上に好みの風合い。これ、宣伝では「今年いちばんの感動作」みたいにして売ってるけど、感動的なドラマっていうんじゃない気がする。(宣伝によって無意識に見方を刷り込まれるのって悲劇だ)
「笑える」部分と「泣ける」部分の配合がすごく絶妙で、しかも「泣ける」部分は素直な感動の涙だけでなく悲哀や自嘲が混ざった感じで。それがジャック・ニコルソン演じるウォーレン・シュミットのキャラクターと相まってなんとも魅力的。

後から知ったんだけど、この監督(アレクサンダー・ペイン氏)って、リース・ウィザースプーンの「ハイスクール白書」を撮った人らしいです。まだ若い人だし、今後も期待!

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ワイルド・パーティー

田舎からハリウッドに出てきた女の子バンド3人組が、夜ごと繰り広げられるパーティーやバンドの成功で徐々に自分を見失い...都会と大人とお金は恐いわね、って感じのお話。

前半はストーリーもお約束どおりのゆるーくこじゃれたノリで、このままフワフワ終わるのかなーと思ったら、ラストでZマンがやってくれました! ノリノリの暴れ放題やりたい放題。
それまでは普通に「Zマンかっこいいな」とか思いながら見てたんだけど、この豹変ぶりに愛しさ倍増。いーやーもうZマンステキ!かっこいい!
結果的には、Zマン=アンチヒーローだったわけだけど、私にとってはこれはZマンの映画ということで決定。だってかっこいいんだもん。やってることめちゃくちゃだし。いいなあ最高。また見ようっと。

そして、この映画で忘れちゃならないのは、エロでバカでサイケでなんでもありなパーティーシーン。巨乳のかわいい女の子がずらりと出てくる様は圧巻、壮観。
ストロベリー・アラーム・クロックの演奏シーンも見られて嬉しかったー。音楽はかなりいいです好みです。ちなみにエンディングはサンド・パイパーズでした。

ひとことメモ:
Zマン役のJohn Lazarがあまりにタイプなためほかにどんなの出てるのかなーと調べてみたところ、「Attack of 60 Foot Centerfold」こと「アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン」に名前を発見。
これって「アタック・オブ・ザ・ジャイアントケーキ」みたいなんだったらどうしよう。しかも製作がロジャー・コーマン。…見なくちゃ。

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ロックンロール・ハイスクール

ロックンロール・ハイスクールハイスクール!ロックンロール!青春!最高!
もう本当にこういうの大好き。B級なノリもベタすぎるストーリーもゆるーいギャグも唐突に出てくる小ネタもたまらなくツボ。
「ロックなんか聴くと不良になるザマス」てな感じのガチガチに頭の固い女校長とロック大好きラモーンズ命な女子高生リフの対決にラモーンズが絡む、てっとり早く言うとそんな感じのストーリー。(細かく言うともっといろいろエピソードがあるんだけれど)

なんといっても、とにかくラモーンズがめちゃくちゃかっこいいです。
ファンがチケット争奪戦のため行列しているところに歌いながらオープンカーで登場!ファン熱狂!女のバトル!(リフvsグルーピー)とか、リフの妄想の中でシャワーに濡れながら演奏するディーディーとかリフに迫りながら歌うやたらとセクシーなジョーイとか、キャデラックで学校に乗りこんで爆発炎上してる校舎の前で歌うとことか。

あともちろん最大の見せ場であろうライブハウスでの演奏シーン、これがめちゃめちゃかっこいい。この場面のためだけにでもDVD買って損はない感じ。もうね、ライブ後の楽屋でアルファルファを食べさせられる腑抜け状態のジョーイなんて愛しくてたまらんです。惚れますよ。

脇役も愛すべきキャラクター揃いでたまりません。校長の手下のアホでマヌケな2人組とか、最初はベートーベンだの言ってたのにラモーンズのライブを見て拳を振り上げちゃったりしていつのまにかファンになってたキュートな音楽教師のおっさんとか、本編とは全く関係なくロッカーや引き出しの中からいきなり出てくるいじめられっ子の転校生とか、ロック好きな大型ネズミとか。ラモーンズの曲をかけたとたん学校中がノリノリになってみんなで踊ったりっていう、こういうのいいなぁ。
ロック好き、青春映画好き、学園コメディ好き、B級好きは見るべし! レンタルで見たけど、DVD買っちゃおうかな。

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ウェイキング・ライフ

ウェイキング・ライフ公開当時は「小難しくてわけわかんない系の、視覚効果とペインティング手法に頼り切ったアートなだけの映画」かと勝手に思い込んで見に行かなかった石頭人間だったのですが、そもそも見てみなきゃ好きかどうか分からない(それに最近にわかにリチャード・リンクレイターが気になる)ので、ようやく見に行ってきました。で、石頭っぷりが見事証明されました。これ、面白い。
たしかに小難しくて映像手法が際立っているいかにもアート系(ってくくりもどうなんだかだけど便宜的に)な映画なんだけど、難解な感じは全然しなかった。見ててわくわくした。

視覚的にもすごく面白かった。どうやって作ったんだろうあれ。
アニメと実写の真ん中くらいでパッと見リアルなんだけど、完全に実写でもアニメでもないあたりが逆に非現実的な感じで。場面場面によって絵の雰囲気がガラリと変わったりするのも面白かった。あとからパンフを見てみたら、やはり複数のアニメーターの手によるものだったよう。

夢から覚められない主人公が夢の中でいろんな人に会って、その彼らといろんなこと(哲学的なことや心理学的なことや社会がどうのといったことなど)を話していくんだけど、いろんな言葉が頭の中をまわってるそばから次の人・次の言葉が耳に入ってきて脳が洪水を起こす感じがすごく楽しかった。

目と耳から入ってくる情報量が沢山でついていけなくなりそうにもなるんだけど(聞きとり易い英語だったからか言葉がダイレクトに耳に入ってきたのも大きかったかも)、そのくらいまでいくと、逆に言葉を頭で理解しようとするんじゃなくて感覚で捉えようとするようになっていて、「うわ、最初の方の女性が言ってたこと(=言葉は手段であって、本当に伝えたいことは霊的ななにかでお互い感じ取れるようになってるのよ、とかなんとか)ってこういうこと?」なんて錯覚にも陥ったりして。この感覚がなんだかすごく気持ち良かった。
なんだろうなこの感覚(いわゆる一種のトランス状態?)。だからこの映画は「トリップムービー」なんて呼ばれてるのかな。夢の世界を漂ってる主人公みたいに、自分もふわふわ飛んでるような。
たしかにこれは「映画を見た」っていうよりも「クラブで一晩中踊った」とか「浮遊感あふれるライブを見た」後の感じに近いかも。そもそも「物語を紡ぐのに映画(というシステム)は適してない」だなんてことを登場人物に言わせちゃってたりするし。

エンドロールを見ていて最初のボートカーに相乗りしてた男性=最後のピンボール打ってた男性は監督自身だったんだということに気付いたとき、なんか「ああそうか!」って思いました。なにを「ああそうか!」って思ったのかはともかくとして。最後に語ってたのことって個人的体験だったのかな。
紀元50年でも2001年でも「今」という単位で切り取れば同じ「今」だってな感じの言葉は、なんか妙にうなずいてしまった。エンディングは、きっとただ普通に「自分で起きよう」として起きられたってことなんだと解釈。「死んじゃったら夢から起きられない(戻る肉体がないから)」って言ってた人もいたから、死ぬ間際の長い夢だったという訳ではなさそうだし。そうやって考えてみると、なんだか難しそうなこと言ってても実はかなり前向きな映画じゃないのかなと、難しいことをあまり考え(られ)ない私は感じたのでした。勝手な思い込みかもしれないけど。

あと、「自分が他人の夢に出てきたときに自己認識が成り立つ(自分という存在が認識できる)」というような言い回しの部分にはなんか妙に納得。というか、面白いなーと思った。
あーでもこういう風にあれこれ考えちゃうってこと自体、映画の中で2人のおじさん達が言っていた「ある瞬間を切り取るという性質を持つ映画が、それ自体を神秘的なものに高めてしまってる」ってことなのかな?(おじさん2人が見つめあって「Holy moment...」って連呼してるところ、面白かった)

とりあえず、夢を見てるのか現実なのか分からなくなったときは明かりのスイッチをオフにしてみること、今度リアルすぎる夢を見たらやってみよう。夢の中でも覚えてたらだけど。

あと、思いきり余談だけど、主人公の男の子がサッカー選手のネスタに見えてしょうがなかった。ネスタも求道士っぽい雰囲気あるしね。

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ドニー・ダーコ

ドニー・ダーコはじめて観たときは何がなんだかわけが分からなくて、それこそ感想の書きようもなかったくらいだったのですが。

あのとき買ったパンフを読んでから2回目を観たら、前回が嘘のようにドニー・ダーコの世界にすーっと入っていけました。五感がフルに刺激されるような不思議な感覚で、ドニーがなんだか切なくて。これって私の大好物の青春映画だったのか!ということに気が付けただけでも、2回目を観にきて本当によかった。音楽もぴったりだったし。
以下、私なりの“ドニー・ダーコの世界”の捉え方
エンジン落下でドニーが生き延びた世界(A)と死んでしまった世界(B)がどっちも存在する、タイムパラドックスが発生してしまったがためにおきた物語。タイムスリップしたのはドニーじゃなくて飛行機のエンジン。
この映画の主なストーリー世界(A)は、落ちたエンジンをつんだ飛行機(お母さんと妹が乗ってるやつ)が飛び立つまでの“時間の限られた”世界。終わりがくる方の世界=落下したエンジンでドニーが死んだら発生しえない世界だから、銀色ウサギの言う「世界の終わりまで28日と〜」ってのはこっち(A)のことを言っているんだと思う。つまり、最後にドニーが「自分の死を受け入れる」選択をしているって分かっているからこそ、こっちの世界(A)が先に展開されていき、銀色ウサギという存在も生まれたんではないのかな。「自ら死を選ぶよりも世界が滅んでくれちゃった方が楽なのに」と思ってたドニー少年が、最後、グレッチェンが死んだことで自ら死を選び、自宅のベッドに戻る。死を選ばないのならば、あのままあの場所(映画のいちばん最初で寝てた場所?)にとどまってればよかったんだし。つまり、結局は前向きな結末だった、ということなのかな??

あー、書いててやっぱりわかんなくなってきた。
でも、なんだかストーリーが進むにつれてドニーの心が成長していた気がするのです。そうじゃなかったらあの終わり方ではなかったと思うし。あのラストってかなりハッピーエンドなんではないかと思う。

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キス★キス★バン★バン

ポール・ベタニーが見たいしなんとなく好きな系統っぽいからちょっと行ってこよ、という感じで出かけてみたら、想像以上にツボでした。ストライクゾーンど真ん中。あーもうこれ大好き!

信じられないくらい好きな感じで最高に嬉しくて手放しに「これ最高!」って思える映画って、年に2〜3本も出会えたらいい方だというのに、今年は新年1本目にして出会えてしまった。これだから映画館通いはやめられないんだわ。本当に幸せ。

笑えるのに泣けてしまってどうしようもなくて(笑いながら涙ボロボロ流す、という不思議な体験をしてしまった)、登場人物のキャラクターもそれを演じる俳優も素晴らしくて、映像の風合いや色味も好みで、そしてスコアも最高で。(とあるシーンで流れる「Feeling good」が痺れるくらいかっこいい)

舞台はロンドンだし(あの秘密基地がある橋はテムズ河かなぁ? ものすごく見覚えのある風景だった。橋の上をロンドンの赤いバスが走ってたし)、ポール・ベタニーは相変わらず最高だし、いちいち細かいこだわりが効いているし(手紙を書くときは万年筆で!とか。ババが抱いてるキリンのぬいぐるみはゲイリーだし)、何から何までとにかく絶妙なバランス。この監督って、相当のセンスの持ち主のような気がする。(バランスとセンスを持ち合わせている人には無条件に憧れてしまう)

これ、今は東京でしかやってないのかな?勿体なすぎる。こんな素敵な映画なんだから、もっともっともっとたくさんの人に見てもらいたい!

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ストーリーテリング

ストーリーテリング《フィクション》の方は、無自覚でいい子ちゃんしてる所詮は世間知らずな女子大生(セルマ・ブレア)が、そのリベラル思想を押し通したあげく大変な目にあっちゃうお話。
「差別はいけない差別はいけない」って呪文のようにブツブツ唱えるの、なんかそーいうの恐いって思ってしまった。逆にそれも差別なんじゃないの?だからそういう目にあっちゃうんだよ、とか。
そしてさらにクラスメートたちもそうとう偽善的だわーって思いつつこの話を笑えてしまう自分にちょっとグサッときたかも。

《ノン・フィクション》の方は、無気力高校生スクービー(マーク・ウェバー)と、彼の家族のドキュメンタリーを撮る監督志望の男の話。
厳しい父親と見栄っ張りな母親、アメフト選手で学園の人気者な次男と優等生でちょっとイヤミな三男。そして黒人のお手伝いさん。
スクービーはこの一家の長男。なんかストーリーがどうこうとかっていうよりも、これ好きだわとひとこと書いておきます。

なんつーか、そもそもマーク・ウェバーが見たい、というのもこの映画に惹かれた大きな理由だったんだけど、それを抜きにしても本当に彼はいい役者さんだと思います。この年代の俳優の中じゃずば抜けてるんじゃないか?って思う。最後に見せたあの表情なんて秀逸すぎ。

「ハピネス」もあとからまた見たくなったんだけど、これも、なんかまた見たくなってきた。
もしかしてこういうのって好き嫌いがはっきりわかれるのかもしれないけど、私は大好き。
今回の感想は支離滅裂...。でも、これはわたしにとって感想を書き残さなくてもずっと印象を覚えていられるタイプの映画だからいいや。すごく後まで残りそうな気がする。

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ノー・マンズ・ランド

「戦争はやっぱりよくないとおもいます」というような小学生のような言葉しか出てこない。だって、戦争によって不幸になる人はゴマンといるけど、幸せになる人なんていないんだから。(もし戦争によって幸福を得る人がいたら、それは最も不幸な人だと思う)

グサグサグサッという感じでもじわじわっという感じでもなくって、でも何かが突き刺さった感じ。たんたんたんって感じかも。

重々しさも仰々しさもなくって、妙にリアルで。
ボスニア兵の人がルイス・フィーゴに似ていて、そこもなんだか妙にリアルで。(ってそんなん思ったのも私だけかな)

「傍観者でいるだけならば加害者も同然」っていう言葉が妙に心に残った。

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暗い日曜日

年間パスポートを持つギンレイホールでかかったので見に行った。おそらく、自ら進んでは見にいかなかっただろうこの映画をスクリーンで見ることができて本当によかった。こういう出会いを与えてくれるギンレイさんには感謝してもしたりないほど。

舞台は戦時中のハンガリー。ナチのユダヤ人狩りに翻弄される人々と、大人な三角関係。
私の中で「ただの戦争もの」じゃ終わらなかったのは、魅力的な登場人物たちの存在感も大きかった。三角関係なのに友情もある不思議な3人の関係はとても素敵。
この映画は本当に素晴らしかった。なんでこんなに?と自分でもびっくりするくらい心が揺さぶられて、涙が溢れて止まらなかった。
そしてあのラストシーン。戦争というものはまだ風化されてない、綺麗事じゃすまない出来事だということに改めて気付かされた。

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ズーランダー

ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディションアホすぎます。バカすぎます。もう最高。

そもそもベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンが1、2の人気を争う美形スーパーモデル、という設定からしてありえない! まさにギャグ。
最優秀モデル賞を自分が取ったと思い込んで壇上に上がっちゃうデレク(=スティラー)の間抜けっぷりとか、デレクとハンセル(=ウィルソン)の決闘(ただのケンカ?)のジャッジをつとめるためにどこからともなく颯爽と現れたボン・ジョヴィとか、挙げればきりがないくらいほぼ全部のシーンが笑いどころでもう大変。
特に、最初の方のガソリンスタンドのシーンと、「2001年宇宙の旅」のパロディギャグには腹かかえて笑いました。Macはモノリス<かよ!と皆がツッコミ入れたに違いない。

映画館でも、ここまで観客が大笑いしてる映画ってそうそうないだろうなってくらい笑い声が響いてました。おかげで気持ちよーく大笑いできてすっきり。やっぱりこういう映画は大笑いしてナンボだね!
決め顔のギャグも、お約束どおりにきれいに落としてくれて大満足。コメディが好きで、そしてベン・スティラーが好きで良かったなと心の底から思いました。ベタでバカなコメディ映画ズキは必見! 洗脳ビデオのあの歌と映像がいつまでもぐるぐる回る〜。

豪華豪華と聞いていたカメオは、私には難しくて5〜6人しか分からず。頑張って探したのにな。(修行がたりません)

公式サイトより得た小ネタ
その1:デレク(=ベン・スティラー)と恋に落ちちゃうTIME誌の記者マチルダを演じるクリスティーン・テイラーは、実生活でも彼の奥さんなのだそう。意外な組み合わせ?と一瞬思ったけれど、やっぱりお似合い。
その2:デレクの所属するモデル事務所のボス役は、ベン・スティラーの実父なんだそう。(向こうでは夫婦で有名コメディアンなんだそうな。芸能一家?)
妻や父親だけでなく、ちょい役で母親や妹も出演してるらしくて、まさに家族総出。

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ロイヤル・テネンバウムズ

うわーい、これぞ男の子の作った映画だ!
と見終わった後ひとりで喜んでしまいました。この監督ってそうとうマニアックで少年ぽい人に違いない。随所に男の子らしいこだわりが感じられる画面に、思わずニヤリとさせられっぱなし。端から見てる分には、「いい年して“男の子”な人」って大好きなので。ウェルメイドな文系コメディも大好き。また「天才マックスの世界」が見たくなってきた。

あと、観れば観るほどオーウェン・ウィルソンを好きになる今日このごろ。俳優としてだけでもステキなのに、3枚目な役ばっかりする癖して脚本とか製作もやっちゃう多彩なところにメロメロです。最高。

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天国の口、終わりの楽園。

じんわりと突き刺さりました。
スクリーン全体から感じたのは「アモーレス・ペロス」でも感じたメキシコという国の乾いた空気。美しいのに儚い感じ。
それにしても、やはりガエル・ガルシア・ベルナルには舌を巻く。彼の目と存在感は本当に希有なものだと思う。

これじゃただの自分勝手で未熟な少年たちの独りよがりな映画で、人妻なんてただのお飾りじゃないかと言う人もいると思う。けれど私の場合、その人妻=マリサに共感できる部分が多かった。彼女は自分の行く末を冷静に考えコントロールしていた。その冷静さがあったからこそ、一転、感情が溢れ出すシーンや彼女の決断はとても美しくて哀しかった。

そして、この時が永遠に続くはずがないと(おそらく)分かっていながらも、終わりが来ることなんて想像もつかない10代の日々を送る2人の、少年時代の終焉。バカばっかりやってた2人だからこそ、あのラストには胸が苦しくなった。

ステレオタイプな青春映画と言えるかもしれないけれど、甘くて切ない少年時代という切り口ではなくむしろ嫌というほど等身大だからこそ、今まで見てきたどの青春映画よりも痛々しくてやるせなかったような気がしてならない。きっとこの映画を見た直後に味わった何とも言えない後味は、長いあいだ胸に残り続けると思う。大好きです。

そうだ、これは見るなら絶対に夏がいいと思う。ちょうど8月の終わりに見られて本当に良かった。
ビデオになっても他の季節には見たくない、そんな雰囲気。

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あの頃ペニー・レインと

DVDはとっくに出てるけどやっぱり劇場で観たくて、公開時に見なかったことを後悔しつつ待ってました。待っててよかった。

少年時代の甘いノスタルジー、可憐で不可思議な少女、華やかなミュージシャンの表とウラ、ショービジネス、そして家族愛。
監督キャメロン・クロウの少年時代がモデルだというこの映画、ちょっと美化しすぎ? いやいや、感傷的すぎるくらいがジャストな私にはたまらない。甘々ノスタルジックな青春映画って大好き。思い入れたっぷりなら尚更。そして、こういう映画を撮ってしまえる人って大好き。

しかも、バックに流れるのは大好きな音楽。音楽が題材の映画ってどうしても大好きになってしまう。シンクロしやすいからかなぁ。
冒頭、ウィリアム少年の姉が彼にレコードを託すところ、あの場面からいきなり涙がこみあげて、気がついたら泣きっぱなし。純真無垢なウィリアム少年の愛おしいことといったら。思いっきり中に入り込んで観てしまい、すっかりはまってしまいました。この映画大好き。あとからじわーっと来て、何度も思い出しては泣きそうになったり。

そうそう、ひそかにお気に入り俳優のジェイソン・リーがまたもいい味を出していたのがささやかな幸せ。

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アモーレス・ペロス

劇場2度目。
この映画をまた観られてほんとに良かった。はじめて観たときよりも心が揺さぶられて、涙と興奮が止まらなくてもう大変。理屈じゃなく、本能的に好きという感じ。

3話からなるオムニバス形式のこの映画。はじめて観たときもそうだったけれど私は1話目がいちばん好き。若さゆえの身勝手からくる衝動、そしてガエル・ガルシアの目がたまらない。今後の彼には大注目です。

まだ6月だけど断言します。たぶん、この映画は今年のマイベスト10に入る。

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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ