- October 5, 2005 5:53 PM
- こ
この違和感は何なのだろう。
遺伝子によって引き裂かれた切ないラブストーリーだというのはわかる。
わかるけれども、彼ら2人のやってることはただのきれいごとにしか見えなかった。
特にティム・ロビンスの身勝手さが鼻について仕方なかった。
奥さんがいても、子どもがいても、惹かれあい求めあう2人。運命だから仕方ないの? 禁断の恋はそんなに尊いものなの? 愛とはそういうもの、なの?
遺伝子による禁忌だとか、証明書の偽造にまつわるあれこれだとか、アジアを舞台にした近未来の風景だとか、それを映しとるカメラワークだとか、映像の色あいだとか、いつでも安心できる音楽の選び方だとか、そういう部分はしっくりくる。
美しくて儚くて力強くて、自分の思うままぎりぎりまで作り込むこの人の世界観は、そういう意味ではとても好きだ。
サマンサ・モートンもティム・ロビンスもとてもよかった。サマンサ・モートンは「マイノリティ・レポート」やこれみたいな、現代じゃない映画が似合う。
ただ、ストーリーが気に入らなかっただけ。そんなこと言ってしまったら身も蓋もないかもしれないけれど。
ティム・ロビンスに妻子がいない設定だったら、私の感じ方もずいぶん違っただろうなあと思う。
- Code 46 (2003/英) [IMDb]
- 監督:マイケル・ウィンターボトム
- 出演:ティム・ロビンス/サマンサ・モートン
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