試写会にて見てきました。劇場公開は5/14から。
愛すべきトホホなオバカイメージしかないアシュトン・カッチャー主演作なのであまり期待しないでいたんだけど、思ってたよりも断然面白かったです。見くびってごめんよアシュトン。意外にもちゃんとシリアス演技しててびっくりしたよ。
<バタフライ・エフェクト>とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論のひとつなんだそう。
小さいころ頻繁に数分程度の記憶喪失(ブラックアウト)を起こしていたエヴァン。彼は20才のとき「あのときああしていたら未来は違っていたのかもしれない...」そんな思いを実現できるようになってしまった。しかし彼が行動するたびに周囲の人たちの人生も変化してしまう。エヴァンは、皆が幸せに、皆が傷付かない未来を手に入れようともがく。
7歳のとき、13歳のとき、そして20歳の今と3つの時間軸を行きつ戻りつし、子供時代に戻ったときの言動によって20歳に戻ってきたときに状況が変わっている。一見複雑になりそうな設定だけれど、プロットと演出の効果か初見でもすんなり飲み込めた。これって地味に凄い。
宣伝文句では「マトリックス」や「シックス・センス」を引き合いに出していたけれど、私的には「エターナル・サンシャイン」や「ドニー・ダーコ」に近い感覚。恋愛の切なさと青春の苦しさを合わせ持ったSFサスペンス青春ドラマ。
まさか私の大好きなこの要素が隠れてるなんて思いもしなかったから、思わずニンマリでした。あーもう好き好きこういうの。私にかかれば、この映画だって青春映画なのです。
彼女と一緒にいたいと思う恋心と、彼女を救いたいと思う愛情と。どっちも叶えたい、でも何度やり直しても両方叶えることができなかった。それならば。ならばどうする?
最後に彼が選んだものを見て、嬉しくもあり悲しくもあり切なくてたまらなかった。なんて強い人なのだろう。
そしてエンドロールに静かに鳴るオアシスの「Stop Crying Your Heart Out」。
これね、最初は「あれOasis?ちょっと意外。なんでこの曲なんだろう?」と思ったんだけど、なんとなく気になったので歌詞を見てみたら、この映画のラストにはまさにこれしかないというくらいぴったりな詞でした。パーフェクト。
アメリカ版DVDにはラストシーンが2パターン収録されているらしいんだけど、もうひとつのエンディングはどうなっていたんだろう。でも私は劇場版のエンディングがとても好きだから、これだけでいいかも。
そういえば、劇中で子供時代の彼らが見に行ってた映画が「セブン」だったのが妙に気になったので、とりあえずメモっとく。
- The Butterfly Effect (2004) [IMDb]
- 監督・脚本:エリック・ブレス/J・マッキー・グラバー
- 出演:アシュトン・カッチャー/エイミー・スマート/ウィリアム・リー・スコット/エルデン・ヘンソン/エリック・ストルツ
- http://www.butterflyeffect.jp/
- http://www.butterflyeffectmovie.com/
- シネセゾン渋谷(試写会)
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