ホラー映画はこわいから見ない、と決めつけていた私の思い込みを覆してくれた映画。
ジャケットだけみて食わず嫌いはよくないなあとつくづく思った。
そもそもこれはホラーというよりは、切なくて悲しくて愛おしい青春映画だった。
メイは人との関わり方がわからなくて友達ができなかった内向的な女の子。唯一の友達は、お母さんが作ってくれた人形のスージーだけ。
そんなメイが恋をして、愛することを覚える。
だけど人との距離がうまくはかれないから、その強く純粋な愛情のぶんだけまっすぐに恋人にぶつかっていく。まるでストーカーのようにつきまとい執着する。
彼はそんな彼女を気味悪がり、やがて裏切る。
メイはただ愛し方を知らなかっただけなのに。
人との関係をうまく築けなくて傷つくメイ、そしてその強い愛情が狂気に変わったメイを見ていたら、痛々しくて切なくてなんともいえない気持ちになった。メイなりに頑張っていたのにね。
「完璧な友達」をつくりはじめたメイはどこか恐ろしかったけれども、何かから解放されたようにも見えた。(または解放されたかった?)
その友達にも純粋な愛情をそそく彼女。そしてあのラスト。メイはどこまでも純粋だった。
誰だって、愛情が狂気に変わることはあるのだろうなと思った。
- May (2002/米) [IMDb]
- 監督:ラッキー・マッキー
- 出演:アンジェラ・ベティス/ジェレミー・シスト
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