カリフォルニア郊外の町に暮らす少年少女たちをたんたんと描いた映画。
過激な内容のオンパレードからしたら「たんたんと」なんて言えないかもしれないけど、でもあまりの演出のなさが逆に生々しくて、「BULLY」と同様ふしぎと目が離せなかった。
ここまで見せつけられてしまうと、「こんなんじゃダメよねえ」なんていう道徳的な正論のひとことすら出てこない。むしろそれが気持ちいい。
悲惨で何かが崩壊した彼らの日常を見てきた目に、ラストの3人のシーンは妙に美しく思えた。
救われたような、でもまだ何かが足りないような、甘く切ない感覚。この映画で気分を味わうなんて思ってもみなかった。それとも青春映画ズキの性なんだろうか。
これに限らず、ラリー・クラークの撮る映画は妙に心にひっかかる。なぜかずっと後をひく。
共感とか反発とかそういう感情は無いんだけど、どうしても気になってしまう。なんなんだろう、この感覚。
- Ken Park (2002/米) [IMDb]
- 監督:ラリー・クラーク/エド・ラックマン
- 脚本:ハーモニー・コリン
- 出演:James Bullard, Stephen Jasso, Tiffany Limos, James Ransone, Adam Chubbuck
- http://www.clydefilms.co.jp/kenpark/
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