1993年にアメリカで実際に起こった殺人事件をもとに、ラリー・クラークが映画化。
子どもの頃からの親友だった二人は、一方がもう片方を支配する隷属的な友人関係。
支配されている方の少年のガールフレンドがその扱いに我慢できなくなり、殺人を思い立つ。
殺すほうも殺されるほうも加担するほうも、この映画に出てくる皆が日常に退屈しているように見えた。いや、退屈というよりは無気力なのかな。
そして、端々で感じる明らかな違和感。
なにがいちばんおかしく見えたって、利害関係も動機も特に見あたらないのに、面白半分(というより退屈しのぎ?)で殺人に加担する少年。
わからない。なんであんなことになるのか全くわからない。私みたいなお気楽な人間には、とうてい理解はできないのかもしれない。だけど、こういう事実があったんだということを頭の片隅に置いておくことはきっと無駄じゃない。彼らのことを考えてみるのはきっと無駄なことじゃない。
無邪気に殺人に加わる少年を演じたのはマイケル・ピット。そしていじめる方がニック・スタール、いじめられる方がブラッド・レンフロ。
私のごひいきの若手俳優が期せずして共演していたのはちょっと嬉しかった。特にマイケル・ピットはやっぱりいいなあ。あの役をあんな風にこなせるなんてもう。
- Bully (2001/米) [IMDb]
- 監督:ラリー・クラーク
- 出演:ブラッド・レンフロ/レイチェル・マイナー/ニック・スタール/ビジョウ・フィリップス/マイケル・ピット/レオ・フィッツパトリック/ケリー・ガーナー
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