TRICOLORE PARADE [CINEMA]
ダージリン急行
がっくり映画館通いのペースが落ちてきているけれど、これは絶対みにいこう!と勢い勇んで劇場に足を運んだ。
だって大好きなオーウェン・ウィルソンが出てるんだもの。
それに、彼の映画ではおなじみのジェイソン・シュワルツマンに、細面な顔が意外とコメディと相性のいいエイドリアン・ブロディ。この3兄弟はずるいよ反則だよ。だって、ぜったい好きになっちゃうに決まってる。
顔に包帯をぐるぐる巻いた姿でスクリーンに登場したオーウェンを目にした瞬間、撮影当時の彼の身に起きた出来事を思い出して涙が出そうになりながらも、おかしな3兄弟のインド珍道中にすっかり魅了されてしまった。
青と黄色が効いたインドのカラフルな風景とオレンジ色したルイ・ヴィトンの旅行鞄、そしてどうしたって耳に残るKinksとオーシャンゼリゼ。
彼らのスピリチュアルジャーニーを視覚的に聴覚的に彩るそれらがいちいち秀逸で、ため息が出ました。
これはもう、誰がなんといおうとウェス・アンダーソン作品の中で断トツいちばんに好きだ。まだ春だけれど、今年のナンバーワンかもしれないとすら思う。
そういえば、前作「ライフ・アクアティック」でも、セウ・ジョルジによるデヴィッド・ボウイのカバーがとても素敵だったなあ。
やっぱり映画って、ビジュアルも音楽も侮れない要素だなあと思い知らされた。
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ライラの冒険 黄金の羅針盤
- March 1, 2008 10:54 PM
- ら
正直、個人的にはあまり面白くなかった...。というか、話についていけなかった。
そもそもの世界設定(人間界と似ているけれど違う)や、ダイモン・ダスト・教権などの専門用語を理解する前にどんどん話が進んでいってしまうから、いまいち乗り切れなくて。
ただこれは、かなり説明を端折っていたことからも察するに、事前に原作を読んでいたとしても「エピソードが足りない、描き込みが足りない」と不満を抱いてしまっていた気もする。
原作を読むまではせず、なんらかの予備知識を頭にいれておく程度での鑑賞がいちばん楽しめたかもなあ。
ロード・オブ・ザ・リングもハリー・ポッターも映画だけだけど、この2作に関しては原作未読なりに話が理解できたし楽しめたし面白かった。
ライラはそこがちょっと違う。
映画なんだから、映画という枠組みだけで分からせて欲しかったし楽しませてほしかった。(それともただ単に頭が悪いのか...)
映像としての美しさや迫力はさすがに充分。そういう意味ではとてもスクリーン向きかと。
鎧グマのイオレク・バーニソン、かっこよかったなあ。
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デート・ウィズ・ドリュー
- February 14, 2008 10:49 PM
- て
一般人の男性が、11000ドルという所持金と30日間という期間だけでドリュー・バリモアとデートする。そんなの無理!と誰もが思うかもしれない。
でも、この主人公ブライアンがとてもボンクラで思わず応援したくなっちゃうような愛すべきキャラクター。
この人柄もあるんだろな、いろんな人に力を借りて助けてもらって、まっすぐ愉快に彼の思う道を歩いてゆく。
このボンクラちゃんが憧れるのがドリュー、っていうところももうツボ。
ボンクラmeetsドリューってなんてこう似合うんだろうなあ。映画の中でもそうだし、プライベートでもなんとなくそんな感じだし。
「ボンクラ男子のあこがれの君」的存在なドリューが私もだいすきです。ほんとかわいいしすきだー。
そういえば、ブライアンて、ちょびっとだけファブに似てたかもなんて思ったりもして。(くるくるダークヘアと愛嬌のある顔ってとこが)
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ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
あらすじやポスタービジュアルを目にしたときに感じた「これは絶対わたしが見に行くべき映画」だという直感は正しかった。
すきだすきだこの映画。いちいちすべてのシーンが好きだった。
体がつながっている、つまりシャム双生児の兄弟が主人公のわりに変にべたべたしたところがなかったのは、ドキュメンタリーの手法がわざとらしくなかったからかな。
あとでパンフ見たら「ロスト・イン・ラ・マンチャ」の監督たち!そりゃああいうのうまいはずだ。納得。
ライブシーンもすばらしい。ぐちゃぐちゃのめちゃめちゃでとてもかっこいい。超初期のLibertinesのライブを思い出した。(あれをもっともっとはちゃめちゃにした感じかな)
双子が結成する(というよりは結成させられた)バンド、The Bang Bangの曲がこれまたとてもよい。歌詞もいいんだ、彼らに合ってて。映画云々以前に曲がとても好みだから、迷わずサントラ買っちゃった。
挿入歌も、さりげなくキャプテン・ビーフハートとか使われてて素敵。
自分好みの音楽が主体の映画って、もうそれだけで愛おしくなってしまう。
映画としての評価だとか他の人がこれをどう見たかとかはどうでもいい、ただただ個人的に好きな要素が多すぎて偏愛してしまう、そういうタイプの映画。
私が愛してやまない「ベルベット・ゴールドマイン」や「パーティ・モンスター」をはじめて見たときと同じような感覚を味わった。そう思える映画に出会えるのは本当に嬉しい。
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ビフォア・サンセット
- September 7, 2006 11:17 PM
- ひ
「恋人までの距離」から9年。ウィーンでほんの短い時間を共に過ごしたアメリカ青年ジェシーとフランス人のセリーヌがパリで再会する。
ジェシーが空港に向かうまでの85分間が、前作と同様ほぼダイアローグだけで進む。
ウィーンでの別れ際に交わした半年後の再会の約束はかなわなかった。だけど思いがけずに再び出会ってしまった。若かった2人も30代になって、感情だけでは動けない。
もし約束通りに再会できていたら?なんて今更考えたって仕方ないと思えるくらいに時間は過ぎてしまっていた。9年も経つって、そういうこと。
リンクレイターがよく用いる、会話だけのプロットが好きだ。これもそう。ただしゃべっているだけでいて、なにかがすこしずつ展開していく様が好きだ。
終盤の、セリーヌの部屋での会話はひときわ心に刻まれている。本当に、映画みたいな2人。(映画なんだけどさ)
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セクレタリー
- September 3, 2006 3:33 PM
- せ
ひとことで言えば、なんともフェティッシュでどこか洒脱なラブストーリー。
秘書の働き口を得た自傷癖持ちのリーが、ボスとの関係の中で自分がマゾであることを自覚していくさまが妙にかわいらしく、性癖を通じてつながっていくさまはなんとも不思議な魅力を放ってました。
ボスの弁護士 ミスター・グレイを演じるジェームズ・スペイダーも、サディスティックなんだけど妙に色気があって惹き付けられる。
彼らのアブノーマルさから最初は奇抜なところにばかり目を奪われていたけれど、なんのかんの言っても突き詰めればシンプルなラブストーリー。そこに愛があるってことがいちばん大事で幸せなことだというごく当たり前のことを描いている、それが気持ちよかった。
オフィスというには到底似つかわしくない重厚で薄暗いクラシカルな内装も、雰囲気づくりに一役買っていて、彼らの世界にすんなりと入っていけた要因かも。映画たるもの、やっぱり映像って大事。
それと、今さらながら、マギー・ギレンホールってやっぱりいい女優だなあと実感。いいよねえ。
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おまけつき新婚生活
- August 27, 2006 3:33 PM
- お
ブラックユーモア満載!といってしまえばたしかにそのとおりかもしれないけれど、しかしそう言ってしまえるほど私も寛大ではなかった。
なんといっても上階に住むあのばあさんが!
「ちょっと困らせて話を面白くさせる」とかそういうレベルを通り越して、本気でいらいらしちゃうくらいひどかったんだもん。(でもそれほどまでにひどくないとこの話は成り立たないのだから、仕方ないかもしれないけれど)
もうちょっと救いのある(というかせめてラストですっきりできる何かがある)ブラックさだったらよかったな。
ただ、これは私がドリューもベンも大好きゆえについ「キー!あのばあさんめ」と目の敵にしてしまったからかも。大人げない…
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シリアル・ママ
- August 5, 2006 3:31 PM
- し
休日の午後にテレビをつけたらCSでちょうど始まるところだったのでなんとなく見ていたら、おもしろくて最後まで見てしまった。
この「休日の午後に家で」っていうのが意外にも状況とマッチしてて、なんだかおかしかったのも一因。
それにしてもこのママすごい。
冷静に考えたら残忍な人間と言えなくもないんだろうけども、なんかもうすっきりさっぱりあっけらかんと手を下していくから、見てるこっちもおもしろがってしまえたよ。
特に、肉で…のシーンはすごかった! 感動すらおぼえたくらい。
ジョン・ウォーターズは比較的最近の作品しか見たことないけども、有名どころ(ピンク・フラミンゴやヘアスプレーあたり)も見たくなってきた。いやほんと、面白かった!
いやーしかし、冬でも白い靴はいちゃうあたり、私もママにやられてもおかしくないかもな。
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GOAL!
LAに住むメキシコ移民のサンティアゴという青年が、元ニューカッスルの選手でスカウトマンをやっていた人物の目にとまり、単身イングランドへ。
もちろんとんとん拍子に話がうまく進むわけはなく、はじめは父親の猛反対にあうけれども、祖母の心遣いや自分自身の強固な意志で道を切り開いて行く。
生きるために夢をみることを許されなかった父親と、そんな大人に夢をみる力を奪われかけながらもなんとか前へ進もうとする子ども。このあたりの構図は「リトル・ダンサー」と通じるものがあるような気がする。なんだかんだいったって親は親、強行突破で夢へと突き進まれてしまったら、我が子の一生懸命な姿を目にしてしまったら、もはや否定できない。そんなところまでそっくり。そしてそんなそんな救いのあるお話なのが嬉しい。
挫折も失敗もしたけれど、ついにはトップチームに出場できるまでに成長。もちろん恋愛だってちゃんとある。
そんなあまりにもベタな少年ジャンプ的展開が気持ちよくて、気がついたら夢中でサンティアゴを応援してしまった。私はもともとサッカー好きだから取っ掛かりやすかったかもしれないけれど、いち青年の青春成長ものとしてもとても面白いのでサッカーなんて興味ないよという人でも楽しめるはず。
それと、FIFA公認だけあって、実在のクラブや選手も出てくるのも面白いところ。
今作はイングランドのニューカッスルが舞台なので、プレミアリーグを知っている人ならよりいっそう楽しめるかな?
ニューカッスルでは、とりあえずアラン・シアラーの顔さえ覚えておけば大丈夫! 対戦相手としてチェルシーやリバプールも出てくるので、ランパードやジェラードのプレーが大きなスクリーンで堪能できたのも嬉しかった。
そうそう、フットボールにイングランドときたら忘れてはならないのが音楽。
OasisやHappy Mondaysにはじまり、Zero7やTrail of DeadにBeesと、好きなバンドがいくつも使われていてそっちでもついついニヤリ。試合のときにかかったKasabianは映像とぴったりでやけにかっこよかったな。
今秋公開とされる次作はレアルマドリード、そして3作目の舞台はワールドカップ!
ということで、今行われているW杯でも実際に撮影が行われているとのこと。どのシーンが使われるんだろう。次もはやく観たいなあ。
ちなみに個人的メモ。
この映画、たしか最初はガエル・ガルシア・ベルナル、次はディエゴ・ルナが主役予定でした。
ディエゴ・ルナに至っては、2年くらい前のオフィシャルサイトに写真まで載ってたし。(まだどこかにあるかな?と思って探してみたら…BBCさんとこで発見!
http://www.bbc.co.uk/tyne/hollywood_on_tyne/goal/goal_launch.shtml )
ユニまで着て記者会見しちゃってるし、ディエゴで本決まりだったはずがポシャってクノになったってことかなあ。
でも、正直ディエゴは線が細くて優男なイメージだったので、クノで良かったなーと思いましたです。イングランド風味な短髪も似合うし、一生懸命がんばるさわやかな雰囲気がぴったり。
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DIG!
まずはこの映画が劇場公開されたことに感謝。
ただでさえターゲット層が狭いのだから、Brian Jonestown MassacreもDandy Warholsも好きな私はありがたく見にいかねば!と、前売り券もって劇場へ。
流れている音楽のほとんどが耳なじみの好きな曲ばかりなうえ、BJMのライブ映像を見るのははじめてだしBJM時代のピーター・ヘイズ@BRMCを見るのもはじめてだったから、ただただスクリーンを目と耳で追っているだけでも楽しくてしょうがない。
それに加えて、アントン(BJM)とコートニー(Dandys)のストーリーがこれまたもう。
天才破滅型のアントンと、勤勉努力型のコートニー。お互いがお互いを認めつつ、憧れとも嫉妬ともつかないような感情を抱きつつの友情関係が、ちょっとした青春ドラマよりもリアルに響いてぐっときた。うまくいえないけれども、このあたりはきっと、彼らの音楽を聞いたことのない人にも訴求すると思う。
あと、忘れられないのがJoelをはじめとするバンドの面々。
Joelはほんとにいいキャラだ。こういう人がいるバンドっていいね。(劇中では彼もバンドを離れていったけど、今現在のツアーでは一緒にまわってるらしいよ! 期間限定復帰にしても喜ばしい出来事)
アントンは絶滅寸前の天然記念物みたいで、だけどだからといって保護されたら死んでしまいそうな人だから、ここまで無事に生きてこれたというだけでもすごいよなあと感無量。
彼の音楽の一ファンとして、これからもアントンの好きなところで好きなことをしていてほしいと思うし、そうやって素敵な音楽を作り続けていってくれればとてもとてもうれしい。
BJMのライブを一度でいいから見てみたいとずっと前から思ってたけど、彼らが来日するよりは私が向こうに行くほうが良さそうだなあとなんとなく思った。
違う土地でおとなしくされるよりも、ホームグラウンドで思う存分振る舞っているところを見てみたい。
逆に、Dandysにはぜひとも日本にきてほしい。ヒット曲もあるし、フェスでも断然いけそう。たしかまだ来日したことなかったよね?
それにしても、アントンにしろジェイソン・ピアース(Spiritualized)にしろボビー・ギレスピー(Primal Scream)にしろ、なんだって私はこういう人が好きなんだろう。(身近にいたら絶対やだけど、好きなミュージシャンとして心酔するぶんにはとてもタイプ。40才前後であろうことも共通点?)
自分はああいう風に絶対なれないからこそ憧れるのかなあ。コートニーの気持ちがなんとなくわかる気がする。
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